「RPAには興味はあるけど、どんな作業を自動化できるの?」という疑問をお持ちの方に対して、実際に作成したロボットを紹介していきます。
今回、作成したロボットはリクナビNEXTに掲載されている新規求人の情報を取得し、エクセルの表へリストとしてまとめる、という作業を代行してもらっています。
このような、エクセルとWEBブラウザ、2つのアプリケーションを行き来する作業は定型作業として多いのではないでしょうか。
早速紹介していきます。
RPAとは
ロボット紹介に入る前に、「そもそもRPAって何?」という方へ「RPAとは」を簡単に説明します。
Robotic(ロボットが) Process(処理する) Automation(自動で)の略で、人間がコンピューター上で行っている定型作業を、ロボットで自動化することを指します。
別名「仮想知的労働者(デジタルレイバー)」と呼ばれています。
面倒な単純作業を代行してくれるツール、それがRPAなのです。
ロボット紹介
今回のロボットには上述の通り、リクナビNEXTのサイトにアクセスして、新着求人の情報を取得、エクセルの表へリストとしてまとめる作業を代行させてます。
取得する情報は次の通りです。
- 会社名
- 設立日
- 代表者
- 求人掲載期間
- 勤務地
- 仕事概要
- 募集要項
また、今回のロボットでは求人情報の業種、勤務地、取得する数の設定が可能となっています。
ロボットの作業手順
ロボットは次の作業手順で動作しています。
1.エクセルから求人情報の業種、勤務地、取得する数を取得する
2.指定された業種の求人情報ページを開く
3.WEBページにて、 新着求人と指定された勤務地で検索条件を絞り込む
4.以下の求人情報と企業情報をWEBページから取得する
・企業情報:会社名、設立日、代表者
・求人情報:掲載期間、勤務地、仕事概要、募集要項
5.取得したデータをエクセルの表へ出力する
6.指定されたデータ取得数を満たすまで、4~5を繰り返し行う。
7.一通り取得した後、エクセルファイルを保存する
なお、実際のロボットの動作状況は以下の動画の様になります。
さいごに
今回、エクセルとWEBブラウザを行き来する作業をロボットに代行してもらいました。
RPAツールのメリットのひとつに、自動化対象のアプリケーションを選ばない点があげられます。
例えば、基幹システムの情報を取得してエクセルのリストにまとめる作業、逆にエクセル内の情報を基幹システムへ登録していく作業などもロボットに代行させることができるでしょう。
今回のコラムを読み、RPAツールでできることのイメージが少しでも掴めてもらえれば幸いです。