近年、RPAを導入し、業務の自動化を図る企業が増加傾向にあります。ですが、それぞれのツールには特色や独自性があるため、自社の業務方針との相性や、ツールの操作感などを見極める必要があるでしょう。
今回はRPAツールを選ぶにあたって、押さえておきたいポイントを5つご紹介します。
RPAツールを比較する際は、ぜひ参考にしてみてください。
費用対効果に合うか
RPAツールの機能・価格を踏まえて、収支のバランスを考慮すると最適なツールを選びやすくなります。
似たような特徴を持つツールでも、製品によって価格が異なります。その要因として、対応できる業務の範囲や利用可能人数といった「制限」があることが挙げられます。中には、サポート内容や勉強会セミナーなどのオプションが含まれているかどうかの側面もあります。
ここで注意したいのは、RPAは導入後もライセンスの料金やロボット作成に工数がかかるという点です。
RPAツールによって工数や人件費等をどれだけ削減できるか、自動化によって生まれた時間でどれだけの成果が挙げられそうかなど、事前に得られる効果を調べておくことをお勧めします。
※関連記事:「RPAの種類ーサーバー型かデスクトップ型か―」
自動化したい作業が実現可能か
まずはRPAを導入する目的を明確にし、具体的にどのような作業を自動化したいのかを洗い出しましょう。自社でどのような業務を自動化したいのか、そのためにどんな機能が必要かなどを事前に洗い出しておくことは、RPAツールを選ぶうえでとても重要です。
また、RPAの中には、便利な機能やシステムが大量に組み込まれたソフトもあります。そういった豊富な便利機能などは運用していく中で、幅広い業務の自動化に対応できるなどのプラスの側面もありますが、従業員が使いこなせず現場で混乱を招く可能性があります。
自動化したい作業に適した機能がついているかを基準に選ぶとことで、狙い通りの効果が得やすくなることでしょう。
※関連記事:「RPAで自動化できる業務とは?業務の洗い出し基準と、部門別・対象業務例を紹介」
非エンジニアの方でも使用できるか
導入後、RPAを運用するのはシステムエンジニアの方だけとは限りません。ツールによってはシステムの専門ではない、現場の社員で非エンジニアの方が使用されているケースもも多いです。
また、一度ロボットを作成し自動化に成功した業務であっても、変更点があればメンテナンスなどの対応も必要です。
現場にRPAツールを定着させるうえで、専門知識がなくてもロボットの作成・運用が容易かどうかは重要な要素の一つになるでしょう。
サポート体制が整っているか
RPAツールの導入・運用に、トラブルや課題はつきものです。中にはRPAの知識を持っていないと難しいケースも多々あります。
そのような事態をスムーズに乗り切るために、ツールごとのサポート体制を確認しておきましょう。
サポート内容の中でも、困ったときにすぐ問い合わせが可能か、RPAツールのマニュアルや研修があるかどうかなどは特にチェックしておきたいです。
また、その他で自社が欲しいサポート制度の存在有無も、RPAを選定する上での重要なポイントになるでしょう。
無料トライアルがあるか
ここまで4つのポイントを紹介してきましたが、最後のポイントは、実際に使用してみることです。
資料請求やセミナー、インターネットなどの媒体で情報収集を行い、自社に最適だと思われるRPAツールを選んでも、実際に導入し使用してみたら考えていたものと違った、ということは起こりえるでしょう。
そのため、無料トライアルが可能なツールを利用し、使い勝手や操作感等を導入前に確認することをお勧めします。
まとめ
今回はRPAツールの選び方をご紹介してきました。同じRPAツールであっても、自社の予算や活用方法によって最適な製品は異なります。
単にシェアや評価の高い製品を選ぶのではなく、自社の課題を解決できるようなRPAツールを選ぶことが重要になるでしょう。
弊社ではRPAツールのEzRobotを扱っております。
ノンプログラミングで操作でき、操作パネルを直感的に選択するだけで誰でも簡単にロボットに指示を出すことができるため、パターンが決まっている定型業務の自動化に役立つことでしょう。
資料請求や無料トライアルを随時受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。