「商品登録作業が面倒!!」
「売上が上がれば上がるほど、受注管理や発送業務に追われる」
「分析やマーケティングを行う時間が取れない」

ECサイトを運営していると、このような悩みはつきません。
ECサイトで売上が上がれば上がるほど、業務が煩雑になっていくというジレンマを抱えている方は多いのではないでしょうか。

今回はその「面倒」をRPAでどのように解消できるのか、詳しくご紹介していきたいと思います。

ECサイトの業務とは

【図解】ECサイト運用業務
【図解】ECサイト運用業務

コロナ渦でネットショップの利用が増え、需要が高まりつつあるEC業界。
新たに参入する企業も続々と増え、その市場規模は年々拡大しています。
最新のデータによると、2021年の通販・EC市場の規模は前年比10.1%増の15兆1127億円、2022年は16兆4988億円(2021年比で9.1%増)にまで拡大するとしています。
(『通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2021』―(富士経済)通販・EC(e-コマース)の国内市場調査)

成長市場の波に乗るためにもECサイトの運営に多くの企業が力を入れています。

しかし、いざECサイト運営をスタートさせると、その業務は煩雑で多岐に渡ることがわかります。代表的なEC運営に必要な業務を列挙してみましょう。

・商品登録
・商品管理
・おすすめ商品更新
・セール・キャンペーンの更新
・メールマガジンの配信
・お問い合せ対応
・新着情報更新
・入金チェック
・納品書のプリント
・送り状のプリント
・ピッキング
・梱包
・発送後処理

どれもEC事業を進めていく上で、欠かせない業務です。
こう見るとやることが盛りだくさんですが、整理するとECの業務は大きく2種類に大別されます。主にフロント業務(マーケティング)とバックエンド業務(フルフィルメント)の二つです。

フロント業務とは主にマーケティング活動全般を指し、商品企画や製造・仕入、サイトの運営管理や、販売促進のためセールやキャンペーンを打ち出すといった集客のためのプロモーションが中心になります。

ECサイト運用で売上を拡大させるためには、このフロント業務での集客が最も大切になります。いかにサイトへのアクセス数を増やせるかが重要なのです。

一方、バックエンド業務は、商品販売後の受注管理から発送処理、商品がお客様に届いた後のアフターサービス(問い合わせ対応)や在庫管理などの事務作業が中心になります。フロント業務に比べると単純作業が多くなります。

ECサイト立ち上げ初期段階では、受注も少ないため業務負担も少なく済みます。
しかし、一旦売上規模が拡大するとそれに伴い負担も増大します。

単純作業が故のミスが発生する可能性も高くなります。
ここでのミスは信用問題にもつながりかねないので、単純作業と言えど軽視できません。

ECサイトで手間のかかる業務とは!?

売上拡大を目指しフロント業務に力を入れようと思ったとしても、バックエンド業務を中心とする単純作業に時間を取られてしまい、結果フロント業務もおろそかになってしまうといったケースはよくあります。

実際、手間のかかる単純作業にはどのような業務があるでしょうか。
下記に代表的な手間のかかる業務内容を紹介します。

①受注管理から発送手続き
各サイトの受注データを取りまとめ、発送手続きを行います。注文内容や発送日の確認を行い、発送伝票を作成します。サイトごとに仕様が違うと処理内容や作業手順も変わるため、件数が増えると、煩雑になりやすい作業の一つになります。

②商品登録作業
複数のECサイトを運営していると、「楽天」で登録した商品を「Yahoo!」や「Amazon」でも同じように登録しなければなりません。新規商品の登録や値引きキャンペーンによる商品情報の変更等、扱う商品が多ければ多いほど負担の大きい業務になります。

③売上分析業務
フロント業務で重要な業務ですが、分析に必要なデータを収集してくる過程は単純作業がほとんどです。日次、週次、月次のレポート作成ができればサイトの集客を定期的に見直すことができ、効率よくサイトの運営を行うことができます。しかし、時間がないとついつい後回しにしてしまう業務の一つです。

他にも「在庫管理業務」や「配送作業」など、規模が大きくなるにしたがい煩雑になる業務は多数存在します。

売上拡大するためには、まずこのバックエンド業務の効率化をなんとかしなければなりません。

その効率化の一助を担うのがRPAになるのです。

RPAでデータ集約や商品登録作業を自動化!

RPAとはパソコン上の単純作業を自動化してくれるソフトウェアです。

関連記事:RPAとは | 活用事例も含めて分かりやすく解説

ある程度手順が決まっている作業をRPAで自動化できると、EC管理業務は飛躍的に効率化されます。
単純作業はRPAのロボットに任せて、人は人にしかできない作業に集中できるようになります。

下記にRPAでの自動化事例を紹介させていただきます。

①受注管理から発送手続き
各サイトの受注データを集計し発送日や着日の指定、クール便の振り分けを行い、発送伝票を発行するまでの一連の流れを自動化。発送状況に応じてお客様へお知らせメールを送ることも可能です。

②商品情報変更登録
「楽天」に登録した商品情報を「Yahoo!」などその他のサイトの商品情報も自動で更新できるようにします。

③売上日報の作成
各ECサイトのデータを集計し、売上日報を作成します。作成した日報はメールやSNSで配信し、直近のデータを社内で共有できるようにします。

他にも、ECサイト運営に纏わる作業でRPAが連携できる部分はまだまだあります。
一つひとつの作業はそれほど難しいものではないとしても、手が回らなくなる前に対処できると良いでしょう。


ECサイト運用を成功に導くためには、新規顧客を獲得しリピーターになってもらうこと、既存顧客を満足させ続けることが最も重要です。
そのためにも、フロント業務に十分時間を割けるだけの体制を整えておくことが必要なのです。
ECサイト運営を助けるの手段の一つとして、今RPAが注目されているのです。

無料で利用できる自動化レシピ集

弊社ではECサイトを運営するお客様の協力を得て、自動化事例作成を進めております。

ECサイトの運営・管理をより効率的に行っていただくために、すでに自動化したシナリオはレシピとして、弊社からEzRobotの導入をいただいたお客様に無料でプレゼントしております。
例)
・受注管理から発送伝票の作成
・商品登録作業
・売上日報の作成
※お客様の業務手順に併せてカスタマイズが必要な場合がございます。

ECサイト運営でお悩みの方や、効率化をご検討されていましたら是非一度弊社相談窓口までお問合せください。

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